証券パーソン日記

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力強い京滋の製造業大企業。

2007年01月19日

 次週(1月22日~)以降に本格化する3月期決算企業の第3四半期決算の発表を控え、昨年12月に発表された日銀企業短期経済観測調査(短観)をもう一度振り返ってみました…。

 企業の景況感を示す業況判断D.I.(「良い」と答えた企業数の構成比-「悪い」と答えた企業数の構成比、単位・%ポイント)を全国、近畿、京滋で比較してみると、製造業全般では、05年9月、05年12月、06年3月、06年6月、06年9月、06年12月、07年3月(予想)の順に、

全国…+8、+12、+12、+12、+13、+16(前回予想:+12)、+12
近畿…+12、+14、+13、+15、+15、+17(前回予想:+13)、+14
京滋…+4、+11、+17、+20、+14、+17(前回予想:+14)、+12

となっています。

京滋は、05年9月には全国や近畿に大きく差をつけられていたのが、06年3月、同6月には全国、近畿をともに上回りましたが、06年9月、同12月、07年3月予想ではそれらと同水準になっています。一見すると「京滋企業の力強い動きや優位性は一服してしまったのか?」という感じがしますが、これを製造業の大企業(資本金10億円以上)に限ると、「京滋が全国、近畿を上回る」という傾向が前回(06年12月)にも増して顕著になってきました。05年9月、05年12月、06年3月、06年6月、06年9月、06年12月、07年3月(予想)の順に並べると以下のようになります。

全国…+19、+21、+20、+21、+24、+25(前回予想:+21)、+22
近畿…+22、+22、+18、+21、+25、+27(前回予想:+20)、+24
京滋…+22、+27、+30、+30、+41、+43(前回予想:+33)、+40

06年9月時点の京滋のD.I.値が+41と、全国(+24)、近畿(+25)を大きく引き離し、06年12月では前回予想値を10も上回る(注…製造業全般では前回予想値を3上回っただけ)+43を記録。全国(+25、前回予想比プラス4)や近畿(+27、同プラス7)をぶっちぎりで上回っています。07年3月予想こそ06年12月よりも低下していますが、京滋が全国や近畿を大きく上回る状態に変わりはありません。

また、日銀京都支店では、06年12月28日に発表した「管内金融経済概況」の中で、京滋企業の「製造業の生産活動」について、

「業種別にみると、一般・精密機械が、自動車関連や液晶・半導体関連を中心に増加している。また、電子部品も、携帯電話やパソコン向けが好調なほか、デジタル家電や車載機器向けなど需要の広がりがみられることから、増加している。」

としてます。

 次週からはいよいよ3月期決算企業の第3四半期業績の発表が本格化。一般機械、精密機械、電子部品に関連した企業の中には、好決算を見越して株価が既に上昇している企業も一部みられますが、まだ動いていない銘柄も少なくなく、あらためて京滋地元企業に注目してみるのも良さそうです。

(※この日記は、証券投資の参考となる情報の提供を目的としたもので、証券の売買を勧誘する目的で作成したものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断でなさいますようお願い致します。)

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