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投資に役立つQ&A
- 株式投資をしたいのですが、銘柄を選定するに当たり、どのような点に注目して選べば良いでしょうか。
- 割安株に投資したいと考えていますが、どのような点に注意をするべきでしょうか。
- 成長株に投資をすれば大きな利益が得られると聞きましたが本当でしょうか。
- 決算や業績情報を見る時はどのような事に注目するべきですか。
- EPS・BPS・PER・PBR・ROEの意味について簡単に説明してください。
- 外国株と外国債券で為替リスクに違いがあるのですか。
- 新しい運用商品を知り合いの営業マンから勧められたのですが、仕組みが複雑で良く分かりません。話を聞いているとなんとなく良さそうなのですが、購入してもいいでしょうか。
- 外国債券の投資信託に投資をし、毎月分配されています。安定した配当と高い利回りになるので、預金を取り崩し買い増しを考えていますが、いかがなものでしょうか。
- ドルコスト平均法で株式投資をすれば成功すると聞きますが、どのようなやり方なのですか。また、本当に成功するのですか。
- 毎月安定的に配当が出る投資信託(毎月分配型)は年1回配当のものより安定していてなお且つ有利に思えるのですが。
- インフレになると株は儲かるのですか。
- 運用成果(パフォーマンス)は資産配分(アセットアロケーション)でほとんど決まると聞いたのですが本当ですか。
- 為替リスクをヘッジすると、高い利率の外国債券も国内債券と同様になってしまう為投資する意味が無くなるのではないですか。
- 債券価格と利回りの基本的な関係を教えて下さい。
- 投資物件としての個人向け国債や物価連動国債の評価はどのようなものですか。
- チャート分析は投資に有効ですか。
- 株式投資をしたいのですが、銘柄を選定するに当たり、どのような点に注目して選べば良いでしょうか。
- 資金の性質や投資スタイルによって様々ですが、銘柄選定の原則はグローバル経済の動向を踏まえた(1)現在の業績、今後の業績予想とその推移を見ること。(2)株価の割安・割高について確認する。(3)取引の状況(出来高の多少等)と価格形成(直近に急激な動きをしていないか等)を確認する。と言う三点が大切であると言えます。
- 割安株に投資したいと考えていますが、どのような点に注意をするべきでしょうか。
- 割安の判断基準として、業績面からPER(株価収益率)、現時点での会社の解散価値からPBR(株価純資産倍率)が一般的です。ただし、一時的に突出した利益ではないか、劣化資産ではないか等、数字の中身を見る必要があります。また、今後の成長性、変動要因にも注意をはらうべきです。
- 成長株に投資をすれば大きな利益が得られると聞きましたが本当でしょうか。
- 利益成長率の高い銘柄は魅力的に感じますが、大きな利益が得られるかといえば必ずしもそうではありません。このような銘柄は人気が高い事が多く、また、将来の成長性まで織り込んだ株価になっていることがあります。したがって現時点の企業価値より割高な株価になっている場合が多く、予想通りの成長をはたしても大きな利益が得られるとは限りません。市場参加者の予想を上回る利益成長が示唆された時は株価に織り込んでいない分上昇する可能性が高く、思わぬ利益を得ることもあります。反面、利益予想が下方修正された時は割高に買われていた分、大幅に売り込まれることがあります。 即ち、成長株ほど変動率(リスク)が高い為、コアビジネスの判断が重要な投資基準となります。
- 決算や業績情報を見る時はどのような事に注目するべきですか。
- 株価形成は、過去の数字より将来の利益に関する予想に対してなされると言うことが基本です。したがって予想の変化に注目するべきです。業績予想に関する発表があった場合、前期決算に対しての変化を見るより、同じ今期の、それまでに出ている予想に対する変化に注目してください。また、会社から得られる情報が正しいかどうか、証券会社から得られるアナリスト情報等を加味して、判断する必要があります。
- EPS・BPS・PER・PBR・ROEの意味について簡単に説明してください。
- EPS(一株当たりの利益)
税引き後利益を発行済み株数で割ったもの。株主が持っている株式1株について、企業がどれだけ利益を上げたのかを表わしています。企業の収益力を見る指標でEPSが高いほど収益率も高いと言えます。
BPS(一株当たりの純資産)
純資産を発行済み株数で割ったもの。会社の解散価値を表わしている数値とも言えます。理論上は解散した際に一株に対し戻ってくる金額を表わしています。(目安)
PER(株価収益率)
株価を一株利益で割ったもの。一株当たりの利益に対して株価が何倍かを表わします。株価の割安・割高を判断する尺度で、数値が低いほど割安です。
PBR(株価純資産倍率)
株価を一株当たりの純資産で割ったもの。一株当たりの純資産に対して株価が何倍かを表わします。株価の割安・割高を判断する尺度。数値が低いほど割安です。
ROE(株主資本利益率)
純利益を株主資本で割ったもの。表示は年率%。株主の資本に対する利益の率を表わします。ROEが高いと言うことは、株主から見て経営効率が良いということになります。 - 外国株と外国債券で為替リスクに違いがあるのですか。
- 為替リスクは株式でも債券でも同じです。株式と債券とを別々に見るのでは無く、資産全体のなかで、どの通貨に何をどの割合で持つかを考え、各為替リスクを取りすぎていないかを考えることが大切です。
- 新しい運用商品を知り合いの営業マンから勧められたのですが、仕組みが複雑で良く分かりません。話を聞いているとなんとなく良さそうなのですが、購入してもいいでしょうか。
- 新しい商品と一口に言っても、様々な物があります。大原則は「自分で良く分からないものには投資はしない。」ということです。理解・納得ができるまで、その営業マンに説明を求めるべきです。但し、金融技術はかなり進化しており、理解さえできれば投資として有効なものが多く有ることも認識することは重要で、結果、先行投資として安定した収益を確保することも可能です。
- 外国債券の投資信託に投資をし、毎月分配されています。安定した配当と高い利回りになるので、預金を取り崩し買い増しを考えていますが、いかがなものでしょうか。
- 当該投信の保有額が、御自身の金融資産全体に対しどの程度のウエイトを占めているかで変わりますが、基本的には特定のリスク商品に集中投資をすることは賛成できません。同じ毎月(定期)分配の投信でも、組み入れているものが違う商品(株式や為替リスクの無いもの等)や、保有されている投信との相関性の低いものでリスク分散されたほうが良いと思われます。
- ドルコスト平均法で株式投資をすれば成功すると聞きますが、どのようなやり方なのですか。また、本当に成功するのですか。
- ドルコスト平均法とは、一定間隔で一定金額を継続的に投資をする方法です。従業員持ち株会や確定拠出年金等は、基本的にこのドルコスト平均法に従うことになります。この方法は高い時には購入数量が少なく、安い時には多くなるため、毎期一定量を購入するより平均取得価格を低く押さえることが可能であると言われています。たしかに価格がある範囲を上下するようなボックス圏と呼ばれる相場では、ドルコスト平均法はある程度効果がありそうです。しかしトレンドと呼ばれるような一方向に動くような相場では、必ずしも有利とは思えません。したがってこの方法がどんな状況下でもリターンを増やす効果があるかどうかは証明されていません。
- 毎月安定的に配当が出る投資信託(毎月分配型)は年1回配当のものより安定していてなお且つ有利に思えるのですが。
- 毎月分配型が年1回のものより有利であるとの考え方は全くの勘違いです。複利で考えれば、毎月分配しなけばいけないお金を、投資したまま収益を稼いだ方が分配金原資は増える為、年1回の方が有利になります。また、分配金に税金が掛かる場合、毎月型は年1回型に比べ課税時期が前倒しされる分不利になります。ただし、毎月、分配金が出ると言う形態に魅力を感じられる(生活費やその他で毎月資金が必要等)のであれば、価値はあるでしょう。尚、分配金の安定性に目を奪われて、投資信託自身にリスクのあることに無頓着にならない様注意が必要です。
- インフレになると株は儲かるのですか。
- 最も典型的なインフレの形である「景気が回復して物価が上昇する」と言う状況の場合は、株式投資のリターンは高くなることが多いと考えて構いません。しかし、インフレに対する投資家の予想と実際との間に生じるズレや方向の違い、また、景気の循環性によって、必ずしも株式投資が、インフレヘッジになるとは言えない場合もあります。
- 運用成果(パフォーマンス)は資産配分(アセットアロケーション)でほとんど決まると聞いたのですが本当ですか。
- パフォーマンスの80%前後がアセットアロケーションで決まると言うのは、運用業界の常識となっており、概ね事実です。もちろん個別の商品選択、あるいは銘柄選択も重要ですが、トータルリターンに対する影響から見るとアセットアロケーションの重要性には及ばないと言われています。したがって御自身の財産形成において、資金の相関係数等を考慮した最適ポートフォリオを組む事が大切となってきます。
- 為替リスクをヘッジすると、高い利率の外国債券も国内債券と同様になってしまう為投資する意味が無くなるのではないですか。
- 為替市場では金利裁定が働いている為、ヘッジすると、円で運用するのとあまり変わらない水準になるのは当然です。ただし、債券の長短利回りの差の変動、個別債自体が持つ独自のリスク・リターン、国や債券の信用リスク等を分散できるメリットがあるので、一概に意味が無いとは言えません。
- 債券価格と利回りの基本的な関係を教えて下さい。
- 当該債券の「利回り」が上がる(下がる)と「価格」は下がる(上がる)と言うのが基本的関係です。「利回り」は将来の価値と現在の価値の関係を表わす概念です。一般に利回りが上昇すると、将来価値が不変であるなら現在価値は小さくなります。つまり「価格」は将来のお金の現在における現在価値となります。また、残存期間の長いものほど利回り変動のリスクが大きくなる傾向があります。
- 投資物件としての個人向け国債や物価連動国債の評価はどのようなものですか。
- 個人向け国債は、途中換金時に利払い二回分の手数料が掛かり、通常の長期国債より0.8%程度利回りは低くなりますが、半年単位の変動金利である為、長期金利上昇時において、低金利に固定された運用を強いられることなく市中金利を享受でき、またそのことで、金利上昇時の債券価格の下落に抵抗力があります。さらに、国債ですので、国の保証があります。以上から、運用リスクを取りたくない資金に対する有力な運用対象と考えられます。物価連動国債については、同様にインフレ時に抵抗力が有り、当然国の保証も有ります。ただし、現時点で個人は投信を通じてしか買うことが出来ません。外国にも同様の国債があり、経費等を考えますと投信を通じて購入されることをお勧めします。
- チャート分析は投資に有効ですか
- チャート分析とは、過去の価格や出来高の推移を何らかのグラフに描き、その変動パターンを分析することで、将来のリターンを予測しようとするテクニカル分析の一つです。過去からの価格変動の推移を読みながら売り買いのタイミングを図ったり、価格の位置を確認するにはある程度有効ですが、過信は禁物と言えるでしょう。また、チャート分析にも各種あり、用途を選んで活用することが大切です。
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