今週の見通し

一週間の株式相場見通しを、グローバルな視点から解説し、5つの参考銘柄も掲載しております。
※前週金曜日の夕方に更新しております。

2019年4月22日営業グループ


今週の株式見通し



 先週の日経平均株価は、中国の景気改善期待や米金融機関の好決算を背景にNY市場が上昇したことを受け、週初およそ4ヵ月ぶりに心理的節目の2万2,000円を回復。短期的な過熱感から利益確定の売りが優勢になる場面もあったが、またしてもNY市場が3月の小売売上高の好調を背景に上昇したことから週を通して堅調な週となった。



 皇位継承に伴う10連休が27日から始まる。JR東日本などグループ6社は、期間中の新幹線等の予約席数が前年同月比6割増と発表した。また、JTBは国内外への旅行者は前年比1.2%増の2,467万人になると予想している。某エコノミストは、旅行や飲食などの消費で連休中は2018年比9,265億円分の消費上乗せが期待できると試算している。10日間で1兆円近くの押し上げ効果は大きい。

 しかし10連休を喜べない人たちもいるようで、ツイッターでは普段から従業員の確保が厳しい飲食店などの従業員は、「10連【勤】だ」と悲鳴のようなつぶやきが相次ぐという。また、子供の預け先が見つからず、休まざるを得ない人もおりサービス業では決定的な人手不足の恐れが出てきているという。

 戦後、東京証券取引所が取引を再開した1949年以降、8連休は6回あったが10連休は例がなく、1週間まったく市場が開かれないのは1986年以来33年ぶりだという。連休中は個別株だけでなく、先物も休場になる為、個人投資家などの間では連休後の相場急変を視野に入れた動きが出始めており、某ネット証券の信用買い残は足元、昨年同時期に比べ約4割減の水準にとどまっているという。東証が9日に発表した5日時点の信用買い残も前週に比べ1,862億円少ない2兆1,695億円と2年3ヶ月ぶりの低水準となっている。

 個人投資家や市場関係者が「10連休リスク」に身構えるのは、単に休場が長いからだけではない。米国では4/30~5/1のFOMC(米連邦公開市場委員会)を皮切りに、ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況感指数や雇用統計等の重要指標の発表が相次ぐ。中国でも、4月のPMI(製造業購買担当者景気指数)の発表が予定されており、世界の市場に大きく影響を及ぼす恐れがある。一方、某大手証券の調査によると、1985年以降、5連休以上の大型連休は35回あったが、連休明けの日経平均株価の騰落率が2%未満だったのが全体の6割と比較的に落ち着いた値動きだったという。我が国の新しい天皇即位の祝賀ムードを海外においても祝うかのごとき穏やかな指標の発表を切に望むところだ。



 IoTやAI等の電子化、省力化の流れは、先進国に供給余力を発生させ、インフレ抑止力として働いているという。

 結果、景気は良いのに物価が上昇しない為、低金利と株高が続き各国の中央銀行を悩ませている。新興国はというとFTSEラッセル(ロンドン証券取引所が100%出資)やMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の新興国株価指数が中国株の組入れ比率を引き上げた為、上海市場は年初から爆騰、昨年の米中貿易摩擦発生時頃の3,200ポイント台まで回復、周辺国へもその影響は徐々に広がりつつある。また直近、米ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOのサウジ訪問からウォール街ではサウジとの慎重な取引姿勢が急速に過去のものとなりつつあるという。先々週「日銀さくらレポート」は、2013年以来の3地域下方修正を発表。2013年発表時のおよそ半年後日経平均は2万円に向かって上昇を開始した。世界的な低金利と株高資産効果がセル・イン・メイ(株は5月に売れ)の格言を忘れさせる。

 長いかなと思える「10連休」。売方、買方とも盛り沢山な材料の総点検にはちょうど良い時間なのかも知れない。



参考銘柄

4344 ソースネクスト
【特色】PC用低価格ソフトが中心。ウイルス対策はシェア上位。自動翻訳機「ポケトーク」がヒット中
6544 JESHD
【特色】関東、北海道軸にエレベーターの保守・保全、リニューアル展開。独立系首位。価格、技術力に強み
6594 日本電産
【特色】世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型にシフト。買収積極的
6758 ソニー
【特色】AV機器大手。海外でブランド力絶大。イメージセンサー、ゲーム、映画・音楽分野に重点
7747 朝日インテック
【特色】産業用から出発、循環器治療のPTCAガイドワイヤへ展開。タイ、ベトナムでほぼ全量生産

出所:東洋経済新報社「会社四季報」

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